入院前の手続きや持ち物の準備などをまとめておきます。
はじめに
術後、半年以上経ち、気持ちも体調も落ち着いてきたので、私が体験したことをお伝えしたいと思います。何回かに分けて投稿するので、参考程度に見ていただけると嬉しいです。不安に思っている方、少しでも気になる事があれば、早めに婦人科を受診してくださいね。
入院前の準備
限度額適用認定証の取得
医療費が高額になりそうな場合、まず最初に必ずやっておきたいのは、「限度額適用認定証」の申請です!私は通院を始めて、手術が決まる前に申請しました。
入院時や高額な外来診療を受ける時に「限度額適用認定証」を医療機関に提示すると「自己負担限度額」までの支払いになります。提示がない場合、自己負担限度額を超えた分は「高額療養費制度」を申請することで、数ヶ月後に健康保険証発行元から還付されます。
限度額適用認定証・・・事前申請(約1〜2週間必要)窓口負担減
高額療養費制度・・・事後申請 全額窓口負担、申請後還付(最短3ヶ月後)
私は「高額医療費制度」や「医療費控除」で医療費が戻ってくることしか知らなかったので、事前申請で窓口負担が軽減されるのはとても助かります。
説明がわかりにくい方は、こちらに詳しく載っています。「全国健康保険協会のページ」
2024年追記:マイナンバーカードを健康保険証として使用すれば、上記の申請が不要※になり、簡単に手続きができます。詳細は「マイナ保険証」をご確認ください。
※オンライン資格確認を導入していない医療機関等で受診される場合や、協会けんぽにマイナンバーの登録が行われていない場合は、「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提出いただく必要があります。
自己負担限度額とは
自己負担限度額は所得によって変わります。該当する所得区分は認定証に記載されます。申請期間内に所得区分が変更になった場合、変更手続きが必要です。(健康保険組合から変更届が郵送されます)
計算方法
例) 総医療費が「100万円」の場合(実際そんなにかかりません)それぞれの区分で「自己負担額」を計算してみました。
区分ア)252,600円 +(総医療費1,000,000 – 842,000)× 1% =254,180円
区分イ)167,400円 +(総医療費1,000,000 – 558,000)× 1% =171,820円
区分ウ)80,100円 +(総医療費1,000,000 – 267,000)× 1% =87,430円
区分エ)57,600円
区分オ)35,400円
この金額に食事や差額ベッド代、レンタル代などをプラスした金額を支払います。食事代は1食「460円」で計算しても7日間の入院で5520円です。(入院時夕食のみ、手術前後は食事なし、退院時朝食のみで計算)
実際にかかった金額などは、また別の記事でお知らせします。
申請方法
自身の加入している健康保険組合のホームページから申請書を取得し、必要事項を記入して申請書を提出します。記入する内容は「住所・氏名・生年月日・健保の記号番号・使用期間」を書くのみで、病気の詳細を記入する必要はありません。使用期間は数ヶ月多めに申請しても問題ありませんが、期間は最長1年間、また前月に遡っての申請はできません。約1〜2週間後に郵送されるので入院までに届くよう早めの申請をお勧めします。郵送は特定記録だったのできちんと手元に届くようになっています。
ご不明な点は、ご自身の加入している健康保険組合に確認してください。
家の準備
入院は手術前日から1週間の予定。遅くても10日間で退院できるとのこと。そんなに家を空けたことがないから大丈夫かな?
家事と子供の学校について
夫には在宅勤務をしてもらうことになりました。在宅できる環境で本当に良かったと思います。夫は一人暮らしが長かったので家事全般は問題なくできるけど、注意事項など簡単にまとめておきました。
こんな感じ↓洗濯、食事、子供の日程、学校の準備(玄関に貼る用)
手術が無事終われば連絡できるんだけどね。後は、学校への連絡。学校で何かあった時は、父親へ連絡してもらえるようにお願いしました。
その他、冷凍食品も多めに買っておきました。
入院時の持ち物
入院生活に必要なもの(病院のパンフレットより)
- 寝巻き、パジャマ
手術後は前開きのものが好ましいです。暖かい時期は袖口が大きめのTシャツでも可。洗濯することを考えてパジャマ2セット、Tシャツ2枚用意しました。
- 下着
手術当日、翌日はシャワーに入れません。入院日数分は必要ないと思います。
- ナプキン
数枚あると安心です。
- 洗面用具(歯磨き、シャンプー、ボディソープなど)
マウスウォッシュも持って行きました。シャンプー、ボディソープは香料が少なめなものをお勧めします。
- マスク
常時マスク着用。入院日数分持ってきました。
- コップ(割れない素材のもの)
家にあったホーローのコップを持って行きました。
- タオル、バスタオル
下着と同様、手術当日、翌日はシャワーに入れません。入院日数分は必要ないと思います。洗面台にペーパータオルが置いてあったのでタオルはほぼ使わず。
- 履物(滑りにくいもの)
スリーコインズでスリッパを購入。病院のパンフレットには「脱げにくい、かかとのあるスリッパ」がいいと書いてあったけど、履くのが面倒そうだし、意外とお値段もするし。。。
普通のスリッパでも問題ありませんでした。でもパカパカ音が鳴ってしまうのはオススメできません。退院時にさよならしたので、100均のものでもいいかもしれません。
- ティッシュペーパー
そんなに使わないので、家で使いかけのものを持っていくといいと思います。
- テレビ用イヤホン
病院のテレビはワイヤレスイヤホンは使えません。
- 服用中の薬
- お薬手帳
- 入院のパンフレット
- 外来で説明を受けた書類
- 現金(必要最小限)
小銭入れに入れて5000円持って行きました。主に飲み物、洗濯、冷蔵庫、テレビカードに。病院の売店はいろんなものが売っているので、足りないものがあれば買えるしとっても便利です。
入院生活に必要なもの(その他)
- 携帯電話、充電器(ケーブル長めがオススメ)、延長コード、スマホ用イヤホン(忘れてきたので届けにきてもらいました)
- 時計(アナログ時計が見やすい)私はこちらを買いました。
- ドライヤー(シャワー室に備え付けのものがありました)
- 洗剤(タオル、パジャマはレンタルしなかったので。小分けの洗剤が売店にも売ってました)
- 鏡
- カーディガン
- ボールペン、メモ帳
- その他時間を過ごせるようなもの
私はスマホで映画を見たり、音楽を聴いたり、編み物をしていました。
持ち込み禁止品
- 刃物類:ハサミ、カミソリ、ナイフ、カッターなど
- 先端が細く尖ったもの:針、ドライバーなど
- 発火物:ライター、マッチなど
- アルコール(ノンアルコールビール類も含む)
- タバコ:タバコ、電子タバコ、加熱式タバコ
- 香料:アロマポット、香水、お香など
- 鉢植え
- 加湿器や電気毛布など
入院手続きに必要なもの
・診察カード
・健康保険証、各種医療券
・入院証書
・申し込み時にもらった書類
・限度額適用認定証
入院前にやっておくこと(病院より)
感染予防のため、おへその掃除と必要な範囲の除毛をします。
オリーブオイルなどを使っておへそのお掃除(普段から綺麗にしていれば問題ありません)除毛は1cm未満くらいでカットと言われましたが、私は剃りました。
普段つけたままにしている指輪・ピアスなどすべてのアクセサリーは取り外せることを確認する。指輪外れないかと。。。少し焦った。
ネイルカラーはとって短く切る。
これぐらいかな。次回は入院編をお伝えします。
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