【体験談】子宮筋腫のおはなし(9) 〜1年後の診察・ホルモン補充療法(HRT) 〜

婦人科

子宮筋腫に関するブログ、見てくださる方も増えてきて、とても感謝しています。そして悩んでいる方が多いんだなと実感しています。子宮筋腫全摘出の手術後、1年経ち、婦人科検診に行ってきたお話です。どなたかの参考になれば嬉しいです。

「子宮筋腫のおはなし(1)~(8)」は、こちらにまとめていますので、お時間がある時に見ていただけると嬉しいです。→https://it-omochi.com/category/omochi/gynecology/

現在の体調について

手術後、体調が悪くなることが少なくなり、病院にかかることや薬を飲むことが減りました。(コロナには罹患しました)以前はすぐに疲れてしまったけど、今はとっても元気〜。体力的には若返った気分です。月経に悩まされることがなく、いつでもお風呂やプールに入れるのは、すごくありがたい!そしてお腹の調子もとてもいいんです。人間ってすごいなと思います。

体調管理は今まで以上に気をつけているつもりです。お酒の量も減らし、食事にも今まで以上に気を使うようになりました。運動が苦手なので、いい運動方法を見つけなければ。。。

婦人科

近所の婦人科、あまり詳しくなくて、美容院のお姉さんに聞いたところ、いい先生がいるとのことで、薦めてもらった婦人科を受診してみました。久しぶりの婦人科。やっぱり緊張するなぁ。割と年配の男の先生。柔らかい話し方をする先生で話もよく聞いてくれて安心しました。

診断結果

診察の結果「卵巣に水が溜まっている」とのこと。え〜また何かの病気なのかしら。話を聞く限り、あまり深刻な状況では無さそうだけど、血液検査をすることになりました。

血液検査結果

1週間後の診察。もうドキドキです。卵巣に腫瘍は無いとのこので一安心。しかし血液検査の結果、女性ホルモンがかなり低下しているみたいで「更年期」始まってました。

子宮全摘出の手術時、卵巣には異常が無かったので、卵巣を残す手術でした。しばらくは排卵していたけど、子宮が無いため、卵巣は完全にお休み状態。もう少し早く受診すれば良かったなとちょっと後悔しました。

更年期はもう少し後のことで、あまり重要に考えていませんでした。更年期は「おばさん」になったとか「女じゃない」とかマイナスのイメージしかなくて。。。この日は正直ショックでした。

更年期について

わかる範囲で簡単に書きます。気になる方は必ず婦人科で相談してくださいね。

更年期とは

日本人の閉経(1年間月経がない状態)平均年齢は50.5歳。これを挟んだ前後10年間「更年期」と呼びます。加齢とともに卵巣から分泌されるエストロゲン量が低下しますが、同時に身体の機能低下と社会環境の変化も起きることが多く、身体的、精神的症状が現れるのが「更年期障害」です。

更年期障害の症状

更年期障害の症状はたくさんあるようで

・血管運動症状(ほてり、のぼせ、発汗、冷えなど)
・精神症状(イライラ、不安、不眠、抑うつ、無気力)
・関節などの症状(腰痛、関節痛、肩こり)
・めまい
・耳鳴り
・頭痛
・動悸
・息切れ
・疲労感
・皮膚症状(乾燥、かゆみ、湿疹など)

など、他にもたくさんあります。

詳細は、女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」でご確認ください。とてもわかりやすく書かれています。「更年期障害チェック」で簡単な診断をすることもできます。※厚生労働科学研究費補助金を受けた研究班で運営しているホームページです。

ホルモン補充療法(HRT)

今後、元気に過ごしていくために、ホルモン補充療法をすることになりました。ホルモン補充療法について簡単に説明を書きますが、医師の説明をきちんと受けて、疑問や不安に思うことは解消してから始めてくださいね。

ホルモン補充療法は、更年期症状を和らげるだけでなく、閉経後の健康維持にも大いに役立つそうです。乳がんのリスクへの懸念が長年持たれていましたが、これまでの研究から、乳がんのリスクは低いことが明らかになってきております。それでも1年に1度は必ず乳がん検診を受けるようにと言われました。体調不良が発覚してから、毎年必ず人間ドックを受けています。もう若く無いですもんね。。。

私の場合、保険適用で受けることができるので低額で済みます。←これ大事よね。薬と週1回の注射で、1ヶ月「2,500円〜3,000円」です。

私が受ける「ホルモン補充療法」の他に「漢方療法」もあります。

ジュリナ錠

エストロゲン剤。1日1錠、決まった時間に飲みます。1ヶ月分が、無印良品のケースがぴったりです。絆創膏入れにも! →「小物ケース・S (税込120円)」飲み忘れないように、スマホのカレンダーに登録して、薬には日付を書いています。

メルスモン(プラセンタ注射)

プラセンタが持つ内分泌調整作用や自律神経調整作用によって、ほてり・のぼせ・イライラなどの更年期症状を改善する効果が期待できます。美容として受ける方もいると思います。プラセンタとは「胎盤」のことで、栄養素が豊富に含まれており、体内の復調作用があります。

こちらは週に1回、通院して打ってもらいます。注意事項があって、輸血やメルスモンを含めヒト組織や血液を原料とした製品を1回でも使用した方は、献血ができなくなります。こちらの件についても必ず確認、納得の上、始めてくださいね。

改善したこと

実際、更年期障害の症状がものすごく辛いという訳ではありませんが、ホルモン補充療法を始めて、約2ヶ月、副作用などはなく、改善したなと思うことがあります。
・よく眠れるようになった
・頻脈・動悸が改善された
その他、気づいたことがあったら追記しますね。シワとか白髪とか。。。減ってくれるといいな。

更年期障害は人によって様々な症状が出るようなので、少しでも改善して楽しく過ごせるといいなと思います。

オススメの本

気になって読んだのはこの本↓わかりやすくて、とってもおすすめです。この本を読んで更年期について前向きに考えられるようになりました!


婦人科の病気にかからなければ、きっと更年期の時期に婦人科に通うこともなかったと思います。私の周りでも定期的に婦人科に通っている人は少ないです。「閉経後の約40年を健康でイキイキと過ごすには、更年期の過ごし方がとても重要。婦人科のかかりつけ医を持つことで、更年期以降の長い人生も快適に過ごせるようになります。」とこの本に書いてありました。心配だな。気になるなという方がいたら、ぜひ婦人科を受診してみてください。

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