結婚してから、玄関で家族を見送ることが多くなりました。「行ってらっしゃい」と笑顔で見送るのは私の大事な役目だと思っています。
そう思うようになったきっかけを少し書きます。
数年前に交通事故で他界してしまった私の父。突然の出来事にしばらく心の整理がつきませんでした。残された母はとても辛いだろうと思います。
落ち着いた頃「あの日、笑顔で行ってらっしゃいが出来て良かった」と母が話してくれました。何十年も一緒にいると、なかなかお見送りなんてしなくなりますよね。
それを聞いて思ったのです。「行ってらっしゃい」は、ちゃんと言おう。
行ってらっしゃいには「行って無事に帰ってきてね」と言う意味が含まれているそうです。「ただいま」や「お帰りなさい」にも、きちんと意味があって大事な言葉だそうです。
ある日、夫に「そんな手厚く見送りしなくても」と言われた事があり、夫にもこの話をしました。
英語では「行ってきます」「行ってらっしゃい」と言う決まった言葉はないそうです。日本特有の挨拶、素敵ですよね。
この先、子供が反抗期になったり、不機嫌な日や、家族で喧嘩する事もあるだろうけど、めげずに「行ってらっしゃい」を伝えていきたいなと思います。もう少し大きくなったら、子供にもきちんと話してみよう!
昨日から切ないニュースが流れていて涙が出ます。見送った家族が帰ってこなくなるなんて。。。想像もつきません。
いつも笑顔で「行ってらっしゃい」が言えるよう、明るい家庭を保てるよう頑張らなくちゃね。
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